中学部だより(授業研究だより)
今年度中学部では、次のような研究や教員研修を行い、教材の開発や子どもたちへのかかわり方の工夫など、日々の授業改善に取り組んでいます。今回は、10月から12月末までの研修内容と実践の様子をお知らせします。
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福井県初等中等教育研究奨励事業
(1)自閉症教育の専門家による学校訪問指導
◆福井県立大学准教授 清水聡先生
@9月29日 | A10月22日 | B10月27日 | C11月10日 | E12月8日 |
<授業指導> 4組 合同作業 7組 個別指導 <講義> 診断の実態 (福井県) 思春期について |
<授業参観と 教科指導> 3組 4組 5組 6組 音楽 1組 2組 音楽 7組8組9組 保健体育 |
<個別相談> 3組 4組 <講義> 広汎性発達障害の中学生や高校生の状況 |
<授業参観> 3組 4組 7組 個別指導 |
<個別相談> 4組 7組 <講義> 自閉症の生徒の行動の問題について・・・ 挑発行為、こだわりなどへの対応 |
D11月17日 | ||||
<指導助言> 3組 4組 7組 8組 9組 <講義> 自閉症指導の視点から本校の授業について |
◆NPO法人 一貫性と継続性ある支援づくりのネットワーク「たすく株式会社」代表
元国立特別支援教育総合研究所 主任研究員 齋藤宇開氏 (11月12日)
<授業参観と指導助言> 3組5組 ・・・個別課題学習(コミュニケーション・スケジュール) 7組9組 ・・・国語(書字・対話学習・ソーシャルストーリー) 3組4組5組 ・・・合同作業(ボックス作業・・・構造化)(ビーズ通し・・・見通し) 6組 ・・・作業(刺し子) 1組 ・・・保健体育(階段昇降)作業(シュレッダー) 7組8組9組 ・・・自立活動(集団ゲーム・茶道・・・社会性の学習) 3組4組5組6組 ・・・音楽(映像を利用した学習) 1組2組 ・・・音楽(学習環境 刺激に対する注視) 7組8組9組 ・・・保健体育(器械運動・・・学習体勢 身体の動き) <講義> 「自閉症教育7つのキーポイントについて」 |
◆川崎医療福祉大学 福祉学科講師 重松孝治先生 (12月17日)
<授業参観と指導助言> 7組8組9組 ・・・総合的な学習の時間「食育」(給食のメニュー作り) 7組8組9組 ・・・美術「水墨画」「針金アート」「ツリーアート」 3組4組5組6組 ・・・保健体育「サーキット運動」 1組2組 ・・・保健体育「サーキット運動」 <講義> 「行動の問題における、捉え方と対応の仕方について」 |
(2)自閉症研修の参加
◆ 福井県発達障害者支援センタースクラムふくい主催 自閉症療育者のためのトレーニングセミナー(敦賀市)11/22〜23 ・・・嶋田 ・・・杉原(スタッフとして参加) |
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PT(理学療法士)OT(作業療法士)ST(言語聴覚士)等の外部専門家を活用した指導方法等の改善に関する実践研究事業
福井医療短期大学教授 藤本 寛巳 氏(ST) |
・言語訓練の指導方法 (10/22、12/4) |
福井医療短期大学准教授 與河かおり 氏(OT) |
・身体ほぐし、保健体育の指導 (10/2、10/29) |
これらの研修などを踏まえ、生徒たちに還元できるよう、実践を重ねています。
@アセスメント(生徒の実態把握)に基づいた個別課題の作成
A授業の改善工夫(重点授業)…音楽 作業 個別課題
B個別の言語指導
御意見や御質問などがありましたら、担任や主任まで気兼ねなく御連絡ください。