福井南養護学校で大学生が介護等体験を行いました。

　９月９日、１０日、福井南養護学校で大学生を対象とした介護等体験が行われました。大学生は小学部・中学部・高等部のクラスに分かれました。以下は、その感想です。

　一日の体験を通して、とても有意義な時間だった。別の養護学校で体験をした友人に感想を聞くと、生徒がとても人なつっこく、楽しかったと言っていた。それもあり、あまり不安はなく、わくわくした気分で当日を迎えた。
　オリエンテーションでのＤＶＤでは、学校生活の様子を伝えていたが、私が思っていた以上に、生徒が明るく、何より一生懸命一つ一つの学習・作業を行っていたことが、印象に残った。
　私は、運動のときに、子どもたちと一緒にリレーをした。最初、どうやって子どもたちの中へ入って行こうかと考え、とりあえず、「おはよう！」と挨拶をすると、「先生、赤チーム？走るの速い？１位になれるかなー」と次々と質問攻めにあった。生徒の受け入れの早さに驚いた。
　その後の作業の時間では、木工班に入った。木工班担当の先生から説明を受け、確認の作業をすることになった。子どもたちの作業を見ると、本当に一生懸命で、集中して行っている様子だった。自立や就職のための練習なので、言葉づかいや態度、作っているプランターの仕上がり具合など、細かいところまで先生のチェックが入る。傷つけたり、言葉づかいが少しでも悪かったりすると、すぐに注意される。しかし、担当の先生が細かに注意するのも、自立や就職のために甘やかさないということがわかった。また、プランターの仕上がり具合はすばらしいものだった。
　給食、休み時間、掃除も一緒に行ったあと、生活単元学習の授業に参加した。ワークシートに記入する時に、先生はただ口で言うだけではなくて、ワークシートのデータをスクリーンに映し出して、一緒に記入されていた。とても工夫されていると思った。「子どもに作業をさせる時は自分も一緒にする」というところをテーマに考えていることもあり、とても印象に残った。とても楽しく充実した１日であった。