平成２１年度、中学部２・３年生が修学旅行に行きました。

　中学部２・３年生の２０人が、１０月２８日（水）から３０日（金）の２泊３日の日程で、関西方面へ修学旅行に出かけました。この時期にしては暑いくらいの天候に恵まれましたが、出発するまでは、新型インフルエンザが発生しないかとても心配していました。しかし、生徒たちの大きな期待（と、ちょぴりの不安…）が、新型インフルエンザのウィルスを吹き飛ばして、全員無事に出発することができました。

　中学部の修学旅行は、いろいろな乗物に乗ったり、普段あまり利用することのない公共施設を利用するなど、新しい体験にチャレンジする中で、社会のルールやいろいろな人たちとのかかわり方を経験することを主なねらいとしています。また、家庭や学校から離れた環境で、友達や教師と一緒に活動することを通して、自分のことを自分でしようとする気持ちを高めることなども大事なねらいと考えています。

　今回の修学旅行の乗物体験としては、長時間の観光バスをはじめとして、特急列車（サンダーバード）や船、電車やモノレール（一部生徒）などに乗りました。社会体験としては、ホテルで食事をしたことをはじめ、ラーメン記念館で自分だけのオリジナルラーメンを作ったり、空港で飛行機を眺めたり、いろいろな種類の動物と触れ合ったり、今までに乗ったことのないジェットコースターなどの遊具を体験したり、クルージングをしたり、自動改札を通って電車に乗ったり（一部生徒）と、普段の生活ではできない経験をたくさん積むことができました。
　このような活動を通して、ドキドキしながらも「できた！」「やった！」という体験がたくさんでき、大きな自信になったことと思います。

　また、ほとんどの生徒が、家や家族と離れて２日間続けて宿泊することは初めてでした。１日目から少し家が恋しくなった生徒もいたようですが、それでもみんな、友達や教師と一緒にお風呂に入ったり、ご飯を食べたりすることを楽しんでいました。少し体調を崩した生徒もいましたが、考えていた以上に実りの多い修学旅行になって、とてもよかったと思います。