高等部職業グループが
お金との上手なつきあい方について学びました
金融広報アドバイザーの宮本京子先生を講師に迎え、12月10日(木)に高等部職業グループの生徒達が「あなたとお金の上手なおつきあい」の学習をしました。
先生から教えてもらったこと
- ものを大切に使いましょう。
…お金で買ったものを大切にすることはお金を大切にすることと同じ。頂いたものも大切にしましょう。ものは長く、最後まで使いましょう。 - 欲しいものをちょっと我慢しましょう。
…欲しいと思った時にすぐに買うのではなく、ちょっと時をおきましょう。
- お小遣いはあっという間に使わないように。
- 自分の使ったお金を記録しましょう。
…記録してみると、自分のお金の使い方が分かります。 - あるお金は一度に使わない工夫をしましょう。
…給料を10万円もらえるとして、お金のつかいみちを考えてみよう。 - ものを買う時、その前にちょっと考えましょう。
…借りるなど、買う以外の方法はないのか考える。 - 1円、10円などの小さなお金も大切にしましょう。
…1円でも足りないと欲しいものは手に入りません。お金が貯まる人はお金を大切に使う人です。
- 欲しいものを買う時には、自分もお金を出しましょう。
…ゲームなどを買ってもらう時に、自分もお小遣いやお年玉の中から出しましょう。自分もお金を払い 自分もものに対して責任を負いましょう。 - お金を友達に貸したり、買っておごったりしないように。
…高等部生はまだ働いていません。人にお金を貸したりおごったりするのは、自分で働いてお金を稼げ るようになってから。 - お金を貯めることは大切、でもお金は使って役に立つものです。何のために貯めているのか目的を持ちましょう。
…欲しいものや旅行、習いたいことなどなど、いくつになっても夢をもちましょう。
車の免許を取得するには30万円はかかる。
車を買うには100万円はいるなぁ…
車を運転していて,事故を起こしてしまったら1億円でも足りないことがある!
お金のつかいみちを考えてみよう
給料を10万円もらえるとして、何に使えるだろうか。
今日の授業までに生徒達は11月に2~3週間の職場実習を経験し、12月10日には卒業生と語る会で、今春卒業し就職した先輩に仕事をする生活について話を聞き、働くことの厳しさや喜びを感じてきました。今日の授業も、生徒達が卒業後の生活について真剣に考えるきっかけの一つになったようです。また、現在の生活態度(お金の使い方)を振り返る機会ともなったようです。
生徒の感想
- やっぱり一人暮らしはものすごくお金がかかるのが分かりました。今の時代不景気なので働いても10万円ももらえないのでものすごく大変だなあと思いました。だけど、卒業したらやっぱり一人で何でもしないとダメなので、もっとしっかり考えて生活していきたいです。やっぱり家賃が安くないのでかなり僕には重いですが、そこで落ち込んでもしょうがないのでがんばってお金を貯めて少しでも父親にお金をあげられたらいいなと思いました。でも、今日の話を聞いてやっぱり自分がしっかりしないとだめだと改めて思いました。(高1年 男子)
- 今日は、宮本さんの「お金の話」を聞いて、僕は自分のお金の使い方を見直すべきということが分かりました。なぜなら僕は中学校3年生まで友達に貸したりおごったりしたのが、ほとんど、日常みたいに感じていたので、僕は今からでも間に合うなら自分のお金の使い方を考え直そうと思いました。就職してお金をもらったら、絶対に使うところにまず払って、あまったお金は別の機会に備えて貯めておくことが大事なことで、必要な時に少しずつ使ってこつこつと貯めていくと、お金が少しずつ増えていくということが分かりました。(高1年 男子)
- お金の上手な使い方について聞いてみて、旅行や欲しいもので使うお金を少しずつ貯金したり,無駄にお金をたくさん使わないように気をつけたりすることを考えればいいことが分かりました。また、小さいお金や古いものでも大切に使い、最後まで捨てずに使うと聞いてみて、お金や物を無駄にしないように大切に使いたいと思いました。(高1年 女子)
- やはりお金が大事だなあと思いました。欲しいものは少し待ってから買うといいとおっしゃっていました。私は10万円あったらこの半分貯金したいです。大人になったら両親に初めてもらった給料の半分をあげたいと思いました。あと、プレゼントもしたいです。ケータイ電話を買ったらメール代と電話代を自分で出したいと思います。(高2年 女子)
- やっぱりお金は大切にしなければと思いました。僕は欲しいものがあったらお金を使う方なので,そのまま貯めときたいです。(給料をもらったら)家庭や生活費に回したいです。お金を無駄使いしてはいけないと思いました。お父さんの働いたお金、お母さんの働いたお金なので無駄使いしないほうがいいと思いました。欲しいものがあったら我慢して次の日とか他の日に待ちたいです。もし僕が働いたらお父さんとお母さんを助けたいです。(高2年 男子)
- お金は物や服とか買ったり食べたりしていくために必要だと思いました。旅行とか欲しいものがあったら(お金を貯めて)準備することも分かりました。車で事故を起こしたら1万円だけではたりなくて、1億以上も払わないといけないことが分かりました。将来仕事をしてお金を稼いだらお父さんとお母さんに分けたいと思いました。(高2年 男子)
- 私は欲しいものが多すぎて,すぐ使ってしまうのでもう少し考えて生活費やお小遣いを分けて使うようにしたいです。あとは貯金をして,旅行なども友達としたいです。電気代、水道代、電話代、食事代を考えて使うようにしようと思いました。美容代も1000円以上かかるので貯金もあんまりできないと思いました。働いてからもお金の使い方を考えて暮らしたいです。(高3年 女子)