中学部の作業
がんばってます！-木工・紙工

中学部・海課程　作業・木工

　中学部海課程では、作業・木工で昨年に引き続いて木の柵作りに取り組んでいます。教師に注文を取って製作し、販売するまでを目指しています。
　今年は一連の工程を３つに分け、分業制にしました。これにより、生徒が自分の工程に集中して、責任を持って最後まで取り組めるようにしたいと思っています。工具の扱いが難しいなどの生徒のために、クランプを用いたのこぎり用の机、良否判断教具、釘打ち用ガイド、柵組み立て枠などを準備し、できるだけ一人で取り組めるよう補助具を工夫しました。また作業中に工具の正しい扱い方を確認しながら進められるようにiPadを利用しています。
　木工の隣の教室では、軽作業（通称ブルーボックス）として、ABCの棚に90パターンに分類された作業課題を、表に従って時間いっぱい取り組む活動をしています。

中学部・雲課程　作業・紙工

　中学部雲課程は、自閉症の特性の強い生徒たちの課程です。作業のひとつとして紙工を行っています。
　この授業では、生徒たちが見通しを持って主体的に作業に取り組めるように、構造化を行って分かりやすい環境を整えたり、自ら報告をする機会を設けたりしています。個人用作業カードを作って一人一人の作業内容を明確にして、時間内に全ての作業を終えられたときには、合格シールと拍手で評価をしています。生徒たちは合格シールをもらうことを楽しみに、毎回の作業に一生懸命取り組んでいます。
　生徒によっては、さらに主体性を高められるようにと、手伝いの時間を設けました。自分で考えて行動する力が、少しでも付けられるといいと思っています。