卒業生を祝う会が行われました!(寄宿舎)

3月1日(月)に「卒業生を祝う会」が行われました。今年度は、新型コロナウイルス感染症対策のため例年のように食堂で集まっての開催ではなく、実行委員が司会進行する館内放送を聞きながら、各階学習室に分かれての開催となりました。当日は、桜の花びらを模った用紙に舎指導員や舎生から卒業生宛にメッセージを記入したものを掲示して、学習室を飾りました。実行委員の進行で、卒業生紹介や実行委員長から贈る言葉などを聞いた後、各担当指導員から記念品の贈呈がありました。記念品を受け取ると感極まり涙を流す舎生もいました。最後に卒業生全員で集まり、記念撮影を行いました。卒業生からは、「いつもと違う祝う会だったけど、階の友達と写真を撮ったり担当の先生から記念品をもらえてよかった。」という感想を聞くことができました。卒業を惜しむ声や先輩たちへのエールが送られるなど、楽しく和やかな雰囲気の会となりました。そして、今回の祝う会のために、卒業生に内緒で『ひの寮の思い出』を振り返る記念動画の撮影も事前に行われていました。内容は、舎生や指導員から卒業生に向けたお祝いメッセージや、寄宿舎生活の思い出写真を動画にしたものです。卒業生を祝う会後に、みんなで鑑賞すると、ひの寮での思い出など舎生同士で語り合い、盛り上がっている様子が見られました。卒業生の皆さんが、寄宿舎での経験を活かし、それぞれの場所で活躍できることを願っています。

お楽しみお風呂を行いました!(寄宿舎)

1月26日(火)・28日(木)に「お楽しみお風呂」が行われました。今回は、有名温泉の雰囲気が楽しめる入浴剤を使用して、26日(火)は男子が「有馬温泉」女子は「登別温泉」、28日(木) は男子が「別府温泉」女子は「草津温泉」をイメージしたお風呂となりました。 感染症対策のため、少人数ずつの入浴となりみんなと一緒に入ることが難しいですが、舎生からは、「いい匂いで楽しいお風呂だった。」「他にはどんな温泉があるのか気になった。」という感想も聞くことができました。いつものお風呂場がほんのりいい香りに包まれ、お風呂から出た後も体がぽかぽか温まりました。のれんやお風呂の紹介なども掲示され、日常のお風呂と違った雰囲気での入浴を楽しむことができました。

ステップアップウィークを行いました!

ステップアップウィークとは、卒業後に向けて学んでおくべきことをピックアップして学習する時間です。今回のステップアップウィークでは、「選挙」について学びました。選挙権が18歳に引き下げられて、高等部生にとって“選挙”が身近なものになってきています。しかし、「選挙ってなんだろう?」、「投票ってどうやるの?」など、何となく分かるけれど実際にはどうしたらよいか分からないという舎生が多いかと思います。そこで希望者を募り、選挙についてパワーポイントで作成した資料を使用して、「立候補者の中から代表を選ぶ方法」や「投票用紙の正しい書き方」などについての学習を行いました。今回は「おやつ選挙」と称して、寄宿舎で出るおやつを決める模擬選挙体験を行いました。事前に投票所入場整理券を配り、プレイルームを投票所として、投票箱や表記台を設置しました。また、当日参加できない舎生には、「期日前投票期間」を設け、投票する期間を設定しました。実際に参加した舎生からは、「実際の選挙の様子が分かって良かった。」「緊張しました。」「選挙のことを知っておくと社会に繋がるので、やっておいて良かったです。」という感想も聞くことができました。今回の学習を通して舎生一人一人が選挙に関心をもち、今後実際に選挙へ行く際には、自分の意見や思いを反映してくれる代表を選んで、投票できるようになってほしいと思います。

 会場の様子 会場の様子 おやつの見本の展示 記入台の様子  投票の様子

生活訓練室(すいせん)の紹介

ひの寮には、卒業後の自立した生活を目指し、部屋の管理や掃除・洗濯・調理など、一人暮らしを体験できる生活訓練室「すいせん」があります。「すいせん」を利用する前には、保護者と舎生、指導員が話し合い、目標や支援計画を立てます。例えば、「一人暮らしの体験をする」・「自分でスケジュールを立てて生活する」など、集団生活から離れて一人で生活することに慣れる練習から、「時間を有効に使って掃除や洗濯を行う」・「調理に必要な材料の買い出しから後片付けまで、一人で行う」や、一人一人の実態やニーズに合わせた目標を立てて、卒業後の生活を見据えた利用も行っています。利用後には事後指導の時間を設け、利用時の振り返りを行い、次の目標を決めます。今年度は、利用前後に指導員が「すいせん」の換気や消毒などを行い、舎生が安心して過ごせるように感染症対策も行っています。目標を立てながら一人暮らしの体験を積み重ねることで、舎生の自信に繋がっています。