宿泊学習(高等部2年生)

9月28日、29日の2日間、高等部2年生の宿泊学習が行われました。コロナ禍で制限が多い中、学年全体で大きな行事をするのは、これが初めてでした。宿泊先は、若狭町の三方青年の家。窓から湖や縄文時代を模した公園などが見える、美しい施設です。2日とも気持ちの良い秋晴れに恵まれ、元気に活動することができました。

この宿泊学習は、日々の学習を生かす場として設定され、自分の役割を果たすことや友達と協力すること、規律を守ることなどを目指して行われました。事前学習では、現地で行うレクリエーションや夕べのつどい、朝のつどいやラジオ体操をグループごとに担当して企画や準備を行ったり、現地では自分で考えて行動できるように、しおりを入念に確認したりしました。その成果もあって、それぞれの活動は楽しく盛り上がり、忙しい日程の中でも遅れが出ることなく、食事や入浴などもスムーズに進めることができました。どの企画も、みんなで楽しめるためのいろいろな工夫があり、分教室の生徒も一緒に楽しい時間を過ごせました。「自分さえよければそれでよい。」という考えでなく、みんなが気持ちよく過ごすために決まりを守ること、人を思いやることが大切ということを学んだ2日間になったと思います。今後も、この思い出と学びを大切にしていってほしいと願っています。

はっぴぃタイムが行われました!

9月27日(月)に、はっぴぃタイムとして花火大会を行いました。

新型コロナウイルス感染症対策のため、観覧場所を寄宿舎内と駐車場に分け、密を避けながらの開催となりました。

 

花火大会の開催にあたり、各階のリーダーが、当日放送する司会進行を録音し、花火大会で流すBGMの選曲を行いました。また、今回のために集まったスタッフが案内ポスターを作成して掲示をするなど準備を進めました。

当日は、花火の光が夜の闇を次々と彩り、目にした舎生たちからは大きな歓声が上がりました。「とても綺麗だった」「また花火が見たい!」という感想も聞くことができました。

 

これからも、感染症対策を行いながら、子どもたちが安心・安全に楽しめるような活動ができるように努めていきたいと思います。

校外学習(高等部清掃班)

清掃班はテクノパーク内にある武田機械に校外学習に行きました。

今回は、食堂と更衣室を清掃しました。食堂清掃では、6人の生徒が2班に分かれて、床清掃と机上清掃を行いました。机の配置が最初と異なってしまったり、机上清掃ではビニールのテーブルクロスに苦戦したりする姿が見られました。しかし、清掃最後の点検では、テーブルクロスの位置や椅子の向き、食堂の机がきちんと揃っているかなどを進んで確認する様子が見られました。更衣室では、2人の生徒が床清掃とすのこ清掃を行いました。清掃の手順をどうするか悩む姿が見られましたが、拭き残しがないように行うことができました。食堂清掃が早く終わると、「何か手伝うことはありますか?」と更衣室清掃の生徒に声を掛けたり、片付けのときには「水を捨ててきます。」と声を掛け合い協力したりする場面が多く見られました。毎日の作業時間でも、時間内に清掃が終わったら他に汚れている場所はないかと探し、時間いっぱい進んで清掃することが増えてきました。今回の校外学習では、学校で行っていることが生かされた校外学習でした。今回の校外学習で学んだことをこれからの作業学習でも生かしてほしいと思います。

校外学習(高等部ものづくり班)

ものづくり班は、今年度初めての校外学習で、越前和紙の里に行きました。

卯立の工芸館での紙すき見学では、職人さんから和紙の原料や紙すきの仕方などの説明を聞きました。作業の様子をじーっと眺めてうなずいたり、道具を触ってみたりするなど、生徒たちはとても関心を示していました。紙の文化博物館では、常設展で和紙の歴史を学んだり、特別展のアニメの浮世絵展で楽しんだりしました。

買物学習では、たくさんの柄の和紙や製品の中から、自分たちが作る製品をイメージして購入していました。生徒それぞれの好みが表れていました。

ここで学んだことを、今後の製品作りに生かしてほしいと思います。

1年生 遠足(高等部)

高等部1年生は、9月10日(金)に遠足で福井県立恐竜博物館に行きました。福井県に緊急事態宣言が発令され、博物館は閉館中なのですが、会場を貸し切りにしていただけることになり、遠足を実施することができました。1学年の生徒30名、教師15名が集団で行動することを意識して活動に取り組みました。

バス2台に分かれて乗車し、約1時間で到着しました。外のモニュメントの前で写真を撮った後、選択活動をしました。アンモナイト消しゴム作り体験では、恐竜の化石やアンモナイトについて学んだ後、棒状の消しゴムを練り、型取りをして茹でました。組み合わせる色を工夫したこと、アンモナイトの実物化石からとった型を使用したことで、いろいろなアンモナイト消しゴムができました。化石発掘体験では、かつやま恐竜の森へ移動し、説明を聞いた後、発掘体験をしました。ハンマーを使い、夢中で石を割った結果、葉や貝の化石を見つけることができた生徒もいました。

お昼は、秋空の下、外で昼食をとるクラスもありました。昼食後はクラスごとに常設展示の見学をしました。恐竜骨格や化石、標本、ジオラマ、復元模型を見て、生徒たちは興味津々でした。館内では、展示品に触れないように気を付けながら、静かに集団行動ができました。思う存分クラス写真を撮ることができました。

お土産や自動販売機で飲み物を購入するクラスもあり、欲しい物をじっくり選びながら上手にお小遣いを使っていました。マスク着用や手洗い、消毒といった感染症対策に努めながら、遠足として有意義なひとときを過ごすことができました。県立恐竜博物館の皆様、貸し切りにしていただき、ありがとうございました。

避難訓練(地震想定)

9月3日(金)に地震を想定した避難訓練を行いました。①姿勢を低くして、②頭を守り、③その場から動かない「シェイクアウト」を通して命を守る訓練と、緊急放送を聞いて速やかに避難する訓練でした。休み時間に教室以外の場所で緊急地震速報が流れたらどのような行動をとるとよいか、児童生徒が考えながら取り組む今回の訓練では、教師の「シェイクアウト!」という大きな声を聞いて、児童生徒が机の下に隠れたり、姿勢を低くして頭を守ったりするなど、自分自身で命を守ろうと行動する場面が多く見られました。避難を促す緊急放送から7分後には、全員がグラウンドに無事避難することができました。今後も「考える避難訓練」を通していつ起こるか分からない災害に備えていきたいと思います。