ひの寮祭り

9月22日、3年ぶりにひの寮祭りが行われました。新型コロナウィルス感染防止につとめながら、体育館で舎生と指導員で楽しい時間を過ごしました。オープニングでは、高等部3年生が太鼓演奏で盛り上げ、ゲームコーナーでは魚釣りや射的などを楽しんでいました。フィナーレはグラウンドで打ち上げられた花火を鑑賞しました。祭りの準備や司会進行では、実行委員のメンバーが活躍してくれました。参加者全員が笑顔となり、楽しい思い出になったようです。

1年生 遠足(高等部)

高等部1年生は、初めての学年全体での校外活動を通して、集団の決まりや公共のマナーを守り、友達と一緒に行動したり、クラスの教師や友達と一緒に楽しく展示等の見学をしたり、ガラス工芸にまつわる活動を選択し、知識を深めたりするために金津創作の森に遠足に行きました。
ガラス工房での体験では、ガラスのコップに砂を吹き付けてガラスを削り、好きな文字やイラストを刻み込んだオリジナルコップを作成するサンドブラストとキラキラなガラスパーツを使って作成するフォトスタンド作り2班に分かれて活動を行いました。指導員の方の説明をしっかりと聞き、自分の好きな絵や文字をデザインしたり、ガラスパーツを貼り付けたりして、オリジナルのコップやフォトスタンドを作ることができました。
その後はクラスごとにお弁当を食べ、地図を片手に金津創作の森を散策しました。森の中には13の野外作品があり、作品を見つけると、地図を見ながら作品の名前を確認していました。天気にも恵まれ、良い一日となりました。

修学旅行(高等部)

集団行動における決まりを守ることや、公共のマナーを学ぶとともに、福井県や隣接県の魅力を発見することを目的として修学旅行を行いました。
9月14日(水)、15日(木)、16日(金)の3日間、嶺北、嶺南地方をはじめ、滋賀県、石川県へも足をのばしました。修学旅行前には、生活単元学習で班別行動の行き先を相談して決めたり、互いに発表し合ったりしながら準備を進めてきました。
1日目は滋賀県の彦根・長浜方面に行きました。彦根では、彦根城を車窓から眺め、城下町ではご当地キャラクター「ひこにゃん」や「やちにゃん」と出会うこともできました。その後、バスで長浜に移動し、黒壁スクエアで班別行動をしました。旅行前から人気のあった、ガラス館、鉄道スクエア、海洋堂(フィギュアの展示販売など)の3箇所中心に巡りました。海洋堂では、等身大フィギュアの前で写真を撮ったり、販売コーナーでお目当てのフィギュアを購入したりして喜ぶ生徒もいました。また、周辺のお寺巡りをして参拝したりおみくじを何度も引いたりして楽しむグループも見られました。
2日目は嶺南方面へ行きました。まず、小浜市の若狭工房で、「若狭塗の箸」と「若狭めのう」グループに分かれ、工芸体験をしました。ある生徒は、黒い箸を一生懸命に研ぎ出し、中に埋め込まれたアワビ貝や卵の殻が模様となって現れると、「キラキラしてきれいだね。」と驚いていました。その後、レインボーラインを訪れ、ケーブルカーで景色を楽しみながら山頂を目指した生徒と、教師や友達に見守られながら1人乗りのリフトで山頂へ上がった生徒がいました。当日は、天気も良く三方五湖を背景に全員で記念写真を撮り、旅の思い出となりました。午後からは、2コースに分かれて行動しました。若狭町の熊川宿コースでは古い町並みを見学したり、忍者体験ができる施設を訪れたりしました。敦賀市コースでは、赤レンガ倉庫でのジオラマ見学や気比神宮の参拝や散策をしました。この日に宿泊した旅館では、夕食後にレクリエーションを行い、クラス対抗で、ビンゴ大会をしました。ビンゴカードも、ビンゴのマスに旅行先にちなんだ「地名」や「物産品」を入れたオリジナルのもので楽しみました。
最終日は、松島水族館、東尋坊を訪れ、石川県小松市のゆのくにの森で、蒔絵や金箔はり、友禅染の絵付け体験をグループに分かれてしました。旅行中は、生徒達は感染症対策を心掛けて行動できました。福井県をはじめ隣接県もたずね、魅力を発見し、心に残る修学旅行となりました。



校外学習(木工班)

9月8日(木)に高等部木工班生徒4名がうるしの里会館、Hacoa(ハコア)へ校外学習に行き、木材加工の現場を見学したり、越前漆器について学んだりして、木材加工して製品化するために大事なことを学びました。
うるしの里会館では、木地作りの工程で丸物や角物の器を見て、器が出来上がるまでの工程について学びました。また、加飾の工程では職人さんに実際に蒔絵の絵を描いてもらいながら、うるしの特性について説明を聞きました。地場産業について知るよい機会となりました。
Hacoa(ハコア)では、木材の倉庫を見せていただき、木の種類によって、重さや価値が変わることを教えていただきました。工房では、木の反りを考慮して、製品作りをすることを学び、仕上げは手作業で丁寧にやすりがけを行っていることを知りました。
生徒たちは事前に考えてきた質問をして、分かりやすく答えていただいた内容をメモに取りながら聞きました。
生徒は「時間がかかっていて、丁寧に作っていることが分かりました。」「木の湿度の管理をしないといけないのは大変そうでした。」「一生懸命作業して、責任感を持ちたい。」などを感想にあげていました。見学後には、作業に意欲的に取り組もうとする姿が見られました。

中学部焼き芋会

9月21日に中学部の焼き芋会がありました。風が強く、少し肌寒い中でしたが、まずは5月に苗植えしたさつまいもをみんなで掘っていきました。小さい芋が多かったので、大きな芋が出てくると歓声が上がりました。その後、焼き芋にする芋を決め、洗ったり新聞紙やアルミホイルで包んだりして、もみ殻で焼きました。焼いている間も、畑にさつまいもが残っていないか、みんな一生懸命掘って探しました。焼き芋は、給食のときに食べました。しっかり焼けていておいしく食べることができ、アウトドア体験を楽しむことができました。

 

校外学習(ものづくり班)

高等部ものづくり班は、自分たちで製品作りのアイディアを得たり、製品用の和紙を選んだりするために、校外学習で越前和紙の里に行きました。
卯立の工芸館での紙すき見学では、職人さんから和紙の原料や紙すきの仕方などの説明を聞きました。作業の様子をしっかり眺めたり、道具を触ってみたりするなど、生徒たちはとても関心を示していました。紙の文化博物館では、常設展で和紙の歴史を学んだり、和紙で作られた食べ物の展示を楽しんだりしました。
買物学習では、販売会に向けて自分たちが作る製品をイメージしながら、様々な模様の和紙を購入しました。
ここで学んだことを、今後の製品作りに生かしてほしいと思います。

生活訓練室利用体験(寄宿舎)

本校の寄宿舎「ひの寮」には、卒業後の自立した生活を目指し、部屋の管理・掃除・洗濯・調理などを行う生活訓練室があります。6月20日から24日まで、通学生を対象とした第1回生活訓練室利用体験を開催しました。
2年目を迎える本体験ですが、通学生の中にも卒業後に一人暮らしやグループホーム利用を考えている生徒が多く、7名の生徒から利用希望がありました。今回も3つのプランを用意し、それぞれのニーズに合った利用ができるように行いました。
「自分のことは自分でする」のは、簡単なようですが、実際に行ってみると、なかなか難しいものです。例えば「洗濯をして片付ける」「部屋の掃除をする」「食事を作る」「就寝・起床時間を考える」「整理整頓をする」「部屋の施錠と鍵の管理をする」など、今回の利用体験をとおし、普段は家族の誰かがしてくれていることを自分で行うことで、卒業後の自立した生活を目指すにはどんなスキルが必要かを気付くことと思います。
実際に体験した生徒からは、普段の生活を振り返りながら、家族のありがたみや「自分のことは自分でする」大変さを実感している様子が見られました。
第2回生活訓練室利用体験は、来年2月中旬に予定しています。

はっぴぃタイム(寄宿舎)

「はっぴぃタイム」は、年間5回行います。そのため、寄宿舎生の中から選ばれた5人のリーダーが、児童、生徒に余暇の過ごし方を提案できるように毎月1回話し合います。
第2回の今回は、感染症対策や熱中症予防に十分配慮しながら、バドミントンを行いました。体育館で各々楽しむ様子が見られ、参加者からは「いろいろな人と交流できてよかった」「よい思い出になった」などの感想が聞かれました。
今後もいろいろな余暇の過ごし方を見つけられるように、リーダーの企画・運営に期待したいと思います。

中学部1・2・3組買物校外学習

7月12日に、中学部1・2・3組で買物校外学習に行きました。1組は、電卓で計算しながら予算内でほしい物を選ぶことを目的として、1学期の作業学習で貯めた給料でおやつを買いました。消費税込みの金額を確認し、電卓を使って残金を計算しながら品物を選ぶことができました。2・3組は、作業学習で得た給料で好きな物を買う経験をすること、入店から支払いまでを一人で行うことを目的として、スーパーマーケットではご家庭から頼まれた物、百円均一ショップでは学校で使う物を買いました。看板を見たり店員に聞いたりして品物を探すことができ、レジではちょうどの金額や多めの金額を出して支払いができました。

 

 

中学部4・5・6組 買物校外学習

7月6日に校外学習「買い物に行こう」を行いました。作業学習で仕事をして得た給料で自分の好きなものを購入する経験をすること、年間を通して買物の経験を重ね、手順を身に付けることを目的に実施しました。実施に当たっては、商品が選びやすく、活動の意図を理解してくださるお店として、近隣のコンビニエンスストアを選びました。

今回は、その1回目の取組。事前に買物の手順を確認し、作業学習で得た給料を確認したり、何を買うかを考えたりして臨みました。コンビニエンスストアの店員さんに御協力いただきながら、どの生徒も、買物の大まかな手順を理解して取り組むことができ、購入したものを嬉しそうに抱えて集合場所に戻ってきました。今後は少しずつ自分で取り組める場面が増えるよう、学習を重ねていく予定です。