学習発表会(高等部3年生Bグループ)

 3年生Bグループでは、音楽や生活単元学習の時間を使って、手話やリズム、ダンスの練習をしてきました。嵐の「カイト」では、歌詞の中から自分がやりたいフレーズを選んで、体全体を使って大きな手話ができるように繰り返し練習をしました。また、「カイト」にちなんで色画用紙で鮮やかな凧を作り、習字で「夢にむかって進め!」の文字を書いて、発表を見てくださる方に力強い思いを伝えることができました。また、リズムでは星野源の「ドラえもん」の曲に合わせて、手拍子や椅子を使ったパフォーマンスを披露しました。練習を重ねるごとに手拍子や椅子を動かすタイミングがぴったりと合うようになり、思わず一緒に体を動かしたくなるような心が躍る発表になりました。最後にWANIMAの「やってみよう」に合わせてダンスをしました。全身を大きく動かしてガッツポーズをしたり、ジャンプをしたりしてBグループらしい元気いっぱいの発表会になりました。発表を見ていた1,2年生の生徒や先生方から「リズムがぴったり合っていて上手だった。」「ダンスが元気よくてよかった。」「手話がすごく上手で、感動的だった。」などの言葉をたくさんいただき、生徒たちはうれしそうな表情をしていました。学習発表会を通して仲間と助け合い、協力することの大切さを学ぶことができました。学んだことや感じたことをこれからの学習や学校生活に生かしてほしいと思います。

 

学習発表会(高等部3年生Cグループ)

 Cグループの生徒たちは、高等部3年生になってから頑張ってきたことを発表しました。体育発表会や現場実習、日々の運動や係活動などについて、各自が得意とする方法で発表しました。報告やクイズを交えたパワーポイントでの発表、作成した動画の放映などバラエティーに富んでいました。

 自分たちで作り上げる発表会にしようと、当日に向け、プログラムや動画作り、司会進行など役割分担をして取り組んできました。一人一人が自分の役割をしっかりと担い、学校生活最後の学習発表会に臨みました。
 第2作業室にて行った発表会は、例年のステージでの発表に比べ、保護者との距離が近く、少人数の和やかな雰囲気の会となりました。保護者の方とともに作り上げた素敵な時間となりました。
 

職場見学(高等部1年生 Aグループ)

10月1日(金)に、たけふ福祉工場に職場見学に行きました。たけふ福祉工場では、選別・部品加工、印刷、シャフト加工などの仕事や併設している福祉ホームを見学しました。あらかじめ、どの仕事を詳しく調べるかの担当を決めましたが、どの仕事もしっかり見たり説明を聞いたりして、熱心にメモをとる生徒が多く見られました。

後半には、本校の卒業生に自分が考えた質問を直接聞く機会がありました。絶対にミスをしないように、体調管理をしっかりしているなどの話を聞き、仕事の厳しさを感じ取っていたようでした。

 

職場見学(高等部1年生 Bグループ)

9月29日(水)に福授園鳥羽事業所と福授園御幸事業所、農場の3カ所に職場見学に行きました。昨年同様、生徒と教員のみが参加し、密にならないよう2班に分かれて見学をしました。

鳥羽事業所では、木工製品や封入作業、お弁当作りなどを見学しました。御幸事業所では、眼鏡の組立やネギの袋詰め、水耕栽培を見学しました。農場では、野菜を売っているお店やハウス内の様子を見学しました。

実際に職場を見学し、振り返りの授業では、「集中していた。」「しゃべらないで、黙々と仕事をしていた。」「外の仕事は、暑いことが分かった。」「身だしなみを整えて、仕事をしていた。」など、参加した生徒は職場の雰囲気を肌で感じたようでした。また、「この仕事をやってみたい。」と仕事内容に興味を持った生徒もいました。

11月には実習があります。それに向けて、「働く」イメージを持つことができ、就労に向けて今後の学校生活にも生かしてほしいと思っています。

宿泊学習(高等部2年生)

9月28日、29日の2日間、高等部2年生の宿泊学習が行われました。コロナ禍で制限が多い中、学年全体で大きな行事をするのは、これが初めてでした。宿泊先は、若狭町の三方青年の家。窓から湖や縄文時代を模した公園などが見える、美しい施設です。2日とも気持ちの良い秋晴れに恵まれ、元気に活動することができました。

この宿泊学習は、日々の学習を生かす場として設定され、自分の役割を果たすことや友達と協力すること、規律を守ることなどを目指して行われました。事前学習では、現地で行うレクリエーションや夕べのつどい、朝のつどいやラジオ体操をグループごとに担当して企画や準備を行ったり、現地では自分で考えて行動できるように、しおりを入念に確認したりしました。その成果もあって、それぞれの活動は楽しく盛り上がり、忙しい日程の中でも遅れが出ることなく、食事や入浴などもスムーズに進めることができました。どの企画も、みんなで楽しめるためのいろいろな工夫があり、分教室の生徒も一緒に楽しい時間を過ごせました。「自分さえよければそれでよい。」という考えでなく、みんなが気持ちよく過ごすために決まりを守ること、人を思いやることが大切ということを学んだ2日間になったと思います。今後も、この思い出と学びを大切にしていってほしいと願っています。

校外学習(高等部清掃班)

清掃班はテクノパーク内にある武田機械に校外学習に行きました。

今回は、食堂と更衣室を清掃しました。食堂清掃では、6人の生徒が2班に分かれて、床清掃と机上清掃を行いました。机の配置が最初と異なってしまったり、机上清掃ではビニールのテーブルクロスに苦戦したりする姿が見られました。しかし、清掃最後の点検では、テーブルクロスの位置や椅子の向き、食堂の机がきちんと揃っているかなどを進んで確認する様子が見られました。更衣室では、2人の生徒が床清掃とすのこ清掃を行いました。清掃の手順をどうするか悩む姿が見られましたが、拭き残しがないように行うことができました。食堂清掃が早く終わると、「何か手伝うことはありますか?」と更衣室清掃の生徒に声を掛けたり、片付けのときには「水を捨ててきます。」と声を掛け合い協力したりする場面が多く見られました。毎日の作業時間でも、時間内に清掃が終わったら他に汚れている場所はないかと探し、時間いっぱい進んで清掃することが増えてきました。今回の校外学習では、学校で行っていることが生かされた校外学習でした。今回の校外学習で学んだことをこれからの作業学習でも生かしてほしいと思います。

校外学習(高等部ものづくり班)

ものづくり班は、今年度初めての校外学習で、越前和紙の里に行きました。

卯立の工芸館での紙すき見学では、職人さんから和紙の原料や紙すきの仕方などの説明を聞きました。作業の様子をじーっと眺めてうなずいたり、道具を触ってみたりするなど、生徒たちはとても関心を示していました。紙の文化博物館では、常設展で和紙の歴史を学んだり、特別展のアニメの浮世絵展で楽しんだりしました。

買物学習では、たくさんの柄の和紙や製品の中から、自分たちが作る製品をイメージして購入していました。生徒それぞれの好みが表れていました。

ここで学んだことを、今後の製品作りに生かしてほしいと思います。

1年生 遠足(高等部)

高等部1年生は、9月10日(金)に遠足で福井県立恐竜博物館に行きました。福井県に緊急事態宣言が発令され、博物館は閉館中なのですが、会場を貸し切りにしていただけることになり、遠足を実施することができました。1学年の生徒30名、教師15名が集団で行動することを意識して活動に取り組みました。

バス2台に分かれて乗車し、約1時間で到着しました。外のモニュメントの前で写真を撮った後、選択活動をしました。アンモナイト消しゴム作り体験では、恐竜の化石やアンモナイトについて学んだ後、棒状の消しゴムを練り、型取りをして茹でました。組み合わせる色を工夫したこと、アンモナイトの実物化石からとった型を使用したことで、いろいろなアンモナイト消しゴムができました。化石発掘体験では、かつやま恐竜の森へ移動し、説明を聞いた後、発掘体験をしました。ハンマーを使い、夢中で石を割った結果、葉や貝の化石を見つけることができた生徒もいました。

お昼は、秋空の下、外で昼食をとるクラスもありました。昼食後はクラスごとに常設展示の見学をしました。恐竜骨格や化石、標本、ジオラマ、復元模型を見て、生徒たちは興味津々でした。館内では、展示品に触れないように気を付けながら、静かに集団行動ができました。思う存分クラス写真を撮ることができました。

お土産や自動販売機で飲み物を購入するクラスもあり、欲しい物をじっくり選びながら上手にお小遣いを使っていました。マスク着用や手洗い、消毒といった感染症対策に努めながら、遠足として有意義なひとときを過ごすことができました。県立恐竜博物館の皆様、貸し切りにしていただき、ありがとうございました。

第19回福井県障害者技能競技大会アビリンピック福井大会(高等部)

7月11日(日)、第19回福井県障害者技能競技大会アビリンピック福井大会が開かれました。この大会は、障害のある方々が日ごろ培った技能を互いに競い合うことにより、その職業能力の向上を図るとともに、企業や社会一般の人々が障害者雇用に対する理解と認識を深め、雇用の促進を図ることを目的にしています。本校高等部からは、オフィスアシスタント部門に事務・サービス班が、ビルクリーニング部門に清掃班が参加しました。生徒たちは、講習を受けたり、週4回ある作業学習の時間に練習を繰り返したりして努力を重ね、本番を迎えました。当日は緊張感で張り詰めた空気の中、それぞれの生徒が練習してきたことを思い出しながら競技することができていました。手ごたえを感じた生徒もいれば後悔が残った生徒もいたようですが、どの生徒にとっても自分の技術を磨いたり試したりする良い機会になったようです。競技に参加した皆さん、本当によく頑張りましたね。お疲れ様でした。結果は以下のとおりです。

 

オフィスアシスタント部門

金 賞 1名

銀 賞 1名

銅 賞 1名

努力賞 1名

 

ビルクリーニング部門

金 賞 1名

銀 賞 1名

銅 賞 1名

努力賞 2名

 

レザー・縫製班、クラフト班 校外学習

7月8日(木)、レザー・縫製班とクラフト班の生徒11名が、作業学習で作った製品を納品したり、販売状況を調査したりするために、café&lunchここるに行きました。ペンケース、コードバンドなどのレザー製品や、トートバッグやリバーシブル巾着袋などの縫製製品など、合計30個近くの製品を納品しました。感染症対策として3つのグループに分かれて入店し、店員さんに挨拶をしてから製品の説明をしたり、質問をしたりしました。「どのようなお客様が製品を購入してくださっていますか?」「人気のある製品は何ですか?」「自分たちの学校以外に製品を販売している人はいますか?」などの質問に、とても丁寧に答えてくださいました。参考になる話をたくさん聞くことができ、来店されるお客様に合った製品を作りたいと、より一層製品作りへの意欲を高めることができました。

その後、レザー・縫製班の生徒は、手芸用品店に行って生地やファスナーなどの材料を購入しました。ティッシュケースカバー、リバーシブル巾着袋、ランチョンマット用の生地を、色や柄などの組み合わせを考えながら選びました。レザーポーチ用のファスナーは、いろいろな色の中から2種類選んで購入しました。製品作りの参考にするために、店内に展示してある手作りカバンの形や大きさ、生地の組み合わせなどもよく見ていました。

今回の経験を生かし、これからも多くのお客様に喜んでいただけいるような製品をたくさん作っていきたいと思います。