高等部2年生 宿泊学習

 高等部2学年は、9月10日(木)から11日(金)、奥越高原青少年自然の家で1泊2日の宿泊学習を行いました。屋内での活動が中心でしたが、よい天気に恵まれ、高原のさわやかな空気も感じながらの宿泊となりました。

【1日目】
 実施前から「楽しみ!」という声が聞かれ、道中のバスの中では笑顔で過ごす様子が見られました。自然の家では最初に入所のつどいやオリエンテーションを行い、施設利用のルールなどを確認しました。宿泊室では自分の分のベッドメイキングを行い、食事の準備は係で協力して行いました。皆で囲む食事はひときわ美味しく感じたようで、おかわりをする生徒もたくさんいました。
 班別活動では、「館内フォトオリエンテーリング」「ミッションクリアゲーム」に、班のメンバー全員で協力して取り組みました。夕食後のグループ企画では、ビンゴやジェスチャーゲーム、ダンスなど、各グループが用意した活動で盛り上がりました。休憩時間には談話ホールで和気あいあいと過ごし、生徒同士の仲も深まったように思います。宿泊室でも、同室の生徒同士がかかわりを楽しんでいました。

   

【2日目】
 朝のつどいで一日が始まりました。ラジオ体操をして身体を目覚めさせ、朝食後は荷物や寝具の整理、清掃活動を行いました。指導員さんがおっしゃっていた、「使う前より美しく」という言葉を意識し、各自が責任感を持って取り組んでいました。
 午前中は班別活動で「森のカルタ、福井いろはカルタ」に取り組みました。チームで順番を決めてカルタを取っていき、白熱した勝負の場面も見られました。結果発表の際には、おたがいの健闘を拍手で称え合っていました。
 最後に退所のつどいを行い、皆で記念写真を撮りました。2日間の活動を通して生徒同士のやり取りが増え、その後の学校生活でも、笑顔で接したり協力したりする場面が見られるようになりました。「自分のことを自分で行う」「協力して取り組む」といった力を、仲間と共に過ごす中で高めることができ、自信も深まったように思います。心身ともに成長が見られた、充実した宿泊学習となりました。

     

第47回福井県特別支援学校教育研究大会 A分科会

 8月5日に行われた第47回福井県特別支援学校教育研究大会 A分科会において、「自分らしい生活を送るための寄宿舎での支援~日々の取組や生活訓練室の利用を通して~」というテーマで、本校の寄宿舎が発表をしました。
 寄宿舎生一人一人のニーズや特性を踏まえて、「自分らしさ」を大切にする支援についての実践を発表しました。また、寄宿舎生一人一人とのやりとりを紹介するポスター掲示や、ひの寮や生活訓練室の動画視聴も行われました。参加者からは、「『自分らしさ』とは何か考えるきっかけとなりました。」という意見が多く聞かれました。
 助言者の社会福祉法人 足羽福祉会 あすわ相談支援事業所リアン 主任相談支援専門員 敦賀弘道氏からは、「自分らしさとは『僕は(私は)〇〇が得意です。〇〇が大好きです。』と自分の強みを言ったり、『僕は(私は)〇〇が苦手。分からないので教えてください。手伝ってください。』と自分の苦手なことや手伝ってほしいことを言えたりすることではないか。」などと、有意義なお話を聞くことができました。

 

高等部3年生 修学旅行

 9月16日(水)から18日(金)の2泊3日で、高等部3年生が修学旅行に出掛けました。

 1日目は、東京スカイツリー、すみだ水族館、東京ソラマチでの合同クラス活動でした。福井駅から上野駅まで北陸新幹線に乗り、その後バスに乗って東京スカイツリーへ移動しました。あいにくの曇り空と小雨できれいな景色は見えませんでしたが、展望デッキのガラス床から下を眺めて、「すごく高い。」と言って驚きながらガラス床に触れる生徒もいました。また、スカイツリーのキャラクターのソラカラちゃんと写真を撮ったり、すみだ水族館で魚を観賞したり、東京ソラマチにあるアニメやちいかわなどのキャラクターショップで買物を楽しんだりしました。

 2日目は、東京ディズニーランドに行き、5つのグループに分かれて活動しました。事前に計画していたスケジュールを基に、アトラクションやキャラクターとの写真撮影、昼食、買物などを楽しみました。この日は日差しも出て良い天気の中で活動ができました。スプラッシュ・マウンテンやビッグサンダー・マウンテン、美女と野獣などの人気のアトラクションに乗ることができ、「ジェットコースター楽しかったです。もう1回乗りたいです。」と言う生徒もいました。
   

 3日目は、そなエリア東京、スモールワールズ東京を訪れ、生活単元学習での学習グループで研修を行いました。そなエリア東京では実際に地震が起こった後の住居や街並みが再現されたチェックポイントを回り、タブレットを使って地震に備えるクイズをしたり、2名の生徒が起震車による揺れの体験もしたりしました。地震に備えておくことの大切さを学ぶよい機会になりました。スモールワールズ東京では、ジオラマが並んだ展示物が実際に光ったり動いたりする様子をじっくり観察し、「渋谷駅の山手線の電車が動きました。」「本物みたいで、すごいです。」と大喜びする生徒もいました。帰りは、北陸新幹線で上野駅から福井駅に帰ってきました。新幹線やバスの中では、楽しかった思い出を語り合うなど、終始とても明るく元気でした。
  

 この修学旅行は、日ごろの学校生活では経験できない貴重な活動がたくさんありました。友達と得た様々な経験や思い出を胸に、これからも友達と協力し、支え合って、残りの学校生活も充実したものになることを願っています。

 

高等部1年生 遠足

 高等部1年生は、初めての学年全体での校外活動として、福井県立恐竜博物館に行きました。恐竜博物館では、クラスごとにクイズラリーのワークシートを解きながら、館内の常設展を見学しました。答えを探すために、友達と協力しながら活動する姿が見られました。昼食は博物館の外にある、「かつやま恐竜の森」内で注文したお弁当を食べました。クラスの友達や教師と会話をしながら、楽しいひと時を過ごしました。昼食後は、芝生広場や遊具で他クラスの生徒とも交流を深めることができました。
 天候にも恵まれた良い一日となりました。

      

 

小学部3年生6年生保護者 生活・進路説明会 、中学部保護者 進路説明会

 8月24日(月)に小学部3年生6年生保護者を対象に生活・進路説明会、8月27日(木)に中学部保護者を対象に進路説明会を開催しました。
小学部の前半は3年生と6年生の保護者に分かれ、それぞれ高学年と中学部での生活について、後半は合同で本校の進路支援についてお伝えしました。今年度は「働くために必要な力」「身に付けてほしい力」「働く力を高める支援」「キャリア発達支援」「進路実績」「障害福祉サービスと一般就労」といった内容を扱いました。説明会後には進路サロンと称して、3年生と6年生の保護者、教員とで座談会を行いました。普段の生活や不安なことなど様々にお話をしていただけたようです。
  
 
 中学部の説明会では、高等部卒業後の進路について、就労継続支援事業所や生活介護事業所、一般就労などの進路先の概要や特徴を紹介し、生徒一人一人の希望や適性に応じた進路選択の大切さについてお伝えしました。また、中学部で行っているキャリア学習についても説明しました。作業学習や校内外での体験活動、日常生活の学習などを通して、働くことへの関心を高めたり、社会生活に必要な力を身に付けたりするための取組を紹介しました。さらに、障害福祉サービスや各種福祉制度について説明し、卒業後の生活や進路を支える制度の概要や利用までの流れについて理解を深めていただきました。
 保護者の皆様には、ご多用の中ご参加いただきありがとうございました。今後もご家庭と連携しながら、生徒一人一人の将来の自立と社会参加に向けた支援を進めてまいります。

  

生活訓練室「すいせん」利用の紹介

 生活訓練室(通称:すいせん)とは、部屋の管理や掃除、洗濯、食事など、1人暮らしを体験できる部屋です。キッチン、テレビ、パソコン、iPadなどが備え付けられており、自由な余暇時間を過ごすことができます。集団生活から離れ、一人で生活する経験を通して日常生活能力の向上を目指すことができます。一人一人の希望をもとに目標や期間を決め、年間を通して利用することができます。

Q.利用内容や目標はどのように決めるのですか?
A.本人および保護者の希望をもとに、スモールステップでの目標と具体的な利用内容を本人と担当指導員とで話し合って決定します。一人一人の希望に合わせた目標設定が可能です。

Q.利用形態にはどのような種類がありますか?
A.「日中利用」と「宿泊利用」の2つの形態があります。
 ・日中利用: 宿泊を伴わず、就寝前までの時間を利用できます。まずは気軽に試してみたい方に適しています。
 ・宿泊利用: 1泊2日から最大4泊5日(月曜日~金曜日)までの期間で利用可能です。

Q.利用が終わった後のフォローはありますか?
A.利用終了後、本人と担当指導員で振返りを行います。「できたこと」や「次回頑張ること」を話し合い、その内容をもとに新たな目標を設定します。このように利用を繰り返すことで、自分らしい生活作りの経験を積み上げていきます。

Q.寄宿舎生のみが利用できるのでしょうか?
A. 高等部通学生の方も利用できます(1泊)。学期ごとに寄宿舎から配布する「生活訓練室利用体験の案内」で内容を確認して学級担任に申し込み用紙をご提出ください。