ひの寮祭り(寄宿舎)

 1学期より実行委員を中心に準備を進めてきたひの寮祭りが、9月29日に行われました。 
今年度は、オープニングの神輿と太鼓演奏を体育館で行い、ゲームコーナーやダンスは寄宿舎内で行いました。神輿は「わっしょい!」の声掛けと共に、太鼓演奏者の拍子打ちで体育館内を練り歩きました。太鼓演奏では、高等部3年生の希望者4名が、保護者が見守る中、練習の成果を発揮し力強い演奏を披露しました。 
 輪投げ、ヨーヨー釣り、水鉄砲の射的、巨大ジェンガなどのゲームも、舎生同士競い合いながらとても盛り上がりました。 
 当日の夜行われる予定だった花火大会は、雨天のため延期となり10月6日に行われました。月夜の花火観賞を楽しむことができました。 

高等部学習発表会

10月7日(火)~10月9日(木)に高等部の学習発表会が行われました。 
【3学年発表】 
 修学旅行で学んだことや楽しかった思い出を、グループごとにポスターにまとめて体育館で発表しました。今年度は3年生が6グループに分かれ、1・2年生が3年生の発表をクラスごとに見て回る形態を取りました。発表をする3年生ははじめこそ緊張していましたが、何回か発表するうちに、自信を持って発表することができました。学んだことを精一杯伝えようとする姿がとても印象的で、後輩や保護者の方から「良かったよ。」と言われると嬉しそうでした。また、3年生の中から有志を募り、特技やダンスなど、得意なことを発表する機会を設けました。ダンスの発表では1・2年生も飛び入り参加して、大いに盛り上がりました。 

 

【展示】 
 国語や生活単元学習など、各授業で学んだことをレポートや短歌などにしてまとめたもの、美術や家庭科で制作した作品など、日ごろの学習の成果を展示パネルや掲示板で紹介しました。保護者の方々や生徒同士で、作品をじっくりと眺めていました。 
 
【作業販売会・体験会】 
 各作業班が販売会や体験会、展示を通して作業紹介を行いました。多くのお客さんが訪れ、生徒たちは張り切って販売や体験の活動に取り組みました。また、普段はあまり見ることのできない他の作業班が活動する様子を見られる、貴重な機会となりました。 

 

中学部 学習発表会

 10月7日(火)に、中学部の学習発表会がありました。
 最初に、生活単元学習や体育、美術、音楽などの学習の様子を動画で発表しました。その後は、作業学習グループごとに日ごろの学習で製作した製品を売るお店を開きました。
 1・2・3組のお店では、レザーで作ったカードケースや写真入れ、マグネット、キーホルダーなどの製品や、木で作った敷物を販売しました。4・5組のお店では、生徒がデザインした封筒や缶バッジなどを販売しました。6・7組のお店では、木で作ったコースターや鍋敷き、プランターケースなどを販売しました。8・9組のお店では、畑で栽培したサツマイモを販売しました。生徒たちは、袋詰めやお金の受け渡しなど、自分が担当する係活動に精一杯取り組みました。大勢のお客さんを前にして恥ずかしそうにする生徒や嬉しそうに笑顔で接客する生徒、緊張した表情で係の仕事に集中する生徒など、様々な姿が見られました。お店には保護者の方が次々と来店し、長い行列ができるほど大盛況でした。

生活訓練・生活訓練室利用体験(寄宿舎)

 寄宿舎では、普段行っている集団生活に加え、一人暮らしの経験を積める機会があります。家庭では家族と、寄宿舎では舎生の仲間の協力を得て生活している生活場面を、「すいせん」と名付けられた部屋で、全て一人で進めることになります。2学期からベッドを設置して、より普段の生活に近い環境になりました。
 9月8日(月)・9日(火)に、高等部通学生の希望者を対象にした生活訓練室利用体験を行いました。卒業後(将来)に一人暮らしやグループホームの利用を考えている生徒が、部屋の管理や掃除、洗濯、食事作りなどを一人で行います。今年度は9月、11月~2月の2つの期間に行います。
 3つのプラン(はじめて・スタンダード・ガッツリ)を用意し、目的に応じてどのプランを体験するか各家庭で決めてもらっています。
 今回は、1名の生徒がはじめてプランを体験しました。昨年度の経験をよく覚えていたので、洗濯や掃除などの日課について、一つ一つやり方を思い出しながら丁寧に進めることができました。
 身の回りのことを自分ですることで、手伝ってほしいことは何かということに気付き、将来自分らしい生活を送るためにはどのようなことを身に付けていくとよいかを考えるきっかけになれば幸いです。
次回は11月以降に計画しています。

高等部1年生 遠足

 高等部1年生は、初めての学年全体での校外活動として、めがねミュージアムと西山公園に行きました。 
 めがねミュージアムでは、SDGs推進センターでSDGsの大切さについての話を聞きました。また、めがね博物館では中国や日本のアンティークめがねなどの展示を見学して、生徒達はメモを取りながらじっくりと学んでいました。 
 昼食はcafe&lunchここるで日替わりヘルシーメニューなどを食べました。どのおかずも大変美味しく、クラスの友達や教師と会話をしながら、楽しいひと時を過ごしました。 
 西山公園では、クラスごとに決めたルートで、動物園や道の駅などに行きました。動物園では、友達同士で動物を見て歓声を上げたり、笑い合ったりしていました。道の駅ではアイスなどを購入してイートインスペースで食べたり、お土産を買ったりして楽しみました。 
 天候にも恵まれた良い一日となりました。 

高等部2年生 宿泊学習

高等部2年生は、9月25日から9月26日に奥越高原青少年自然の家で、1泊2日の宿泊学習を行いました。

【1日目】
学校を出発し大野市に到着後、御清水やに行って水を飲んだり、武家屋敷旧田村家で色とりどりの風車を見学したりして、地域の文化や雰囲気に触れました。その後、ミルク工房奥越前でアイスクリーム作りを体験しました。しぼり立ての牛乳で作ったアイスを食べて、と「おいしい。」「もっと食べたい。」と言いながら美味しそうに味わう姿が見られました。
奥越高原青少年自然の家に到着してからは、入所のつどいやオリエンテーションを行い、宿泊室でベッドメイキングに取り組みました。夕方には友達と協力して夕食の準備を行い、みんなでおいしい食事を囲みました。夜のレクリエーションでは、自分たちで企画、準備をしてきたじゃんけん列車やボール運びリレー、イントロクイズ、ダンスをして友達と楽しい時間を過ごしました。

【2日目】
朝のつどいで一日が始まりました。朝食後は荷物や寝具の整理、清掃活動を行い、責任感を持って最後まで仕事をすることの大切さを学びました。
午前中は自然の中でのオリエンテーリングに取り組み、班ごとに協力してチェックポイントを探しました。自然保護センターでは動物のはく製などの展示物を見学しました。その後、退所のつどいを終え昼食をとった後、自然の家を出発しました。
2日間の宿泊学習を通して、生徒たちは「協力して取り組む力」「自分のことを自分で行う力」を培い、仲間との時間を通して自信や成長を実感できました。

高等部修学旅行

 7月9日(水)から11日(金)の3日間で、高等部3年生が修学旅行に出掛けました。 
 1日目は、東京スカイツリーでの活動でした。JR福井駅から北陸新幹線に乗り、上野駅で降車し、バスに乗って移動しました。スカイツリーでは、クラスごとに展望デッキでの眺望やすみだ水族館での観賞、東京ソラマチでの買物を楽しみました。展望デッキのガラス床からの眺めを見て、スカイツリーの高さを改めて実感していました。 

 2日目は、6つのグループに分かれ、ディズニーランドのアトラクションや昼食、買物などを満喫しました。気温が高く暑い日となりましたが、水分と休憩をしっかり取りながら、活動に取り組みました。行きたいアトラクションなどをグループの友達と相談しながら、皆が楽しめるように思いやりを持って活動しようとしていました。 
 
 3日目は、お台場で班別研修を行いました。事前学習で生徒達が相談しながら調べて決めた見学先を回ったり、昼食を取ったりしました。地図や時計を見ながら見通しを持って活動し、計画通りに目的地に集合することができました。帰りも北陸新幹線で上野駅から福井に戻りました。新幹線の中では楽しかった思い出を語り合う姿も見られました。 
 
 公共施設や公共交通機関の利用をはじめ、新たな発見や経験ができた貴重な3日間でした。修学旅行で仲間とともに得たたくさんの経験や思い出を胸に、残りの学校生活も充実したものになることを願っています。 

はっぴぃタイム(寄宿舎)

 今年度も自分が好きな余暇の過ごし方を見付けるという目的で、年に5回活動しています。各階のリーダーを中心に「はっぴぃタイム」でやりたいことを話し合い内容を決めています。 
 今年度の第1回(6月2日)は、新しい友達との親睦を深めるためにグラウンドでの散歩や寄宿舎のプレイルームでダンスを楽しみました。第2回(7月7日)は、トランプを楽しみました。最初はみんなで「誰が一番大きい数字」のゲームをして各グループで大いに盛り上がりました。残りの時間は「7ならべ」や「ババぬき」「神経衰弱」など好きなゲームのグループに分かれて楽しみました。みんな楽しそうでたくさん笑い声が上がっていました。
 今後も楽しい活動を考えていきたいと思います。
 

高等部作業学習 第23回アビリンピック福井大会

7月5日(土)に福井労働局と、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が主催する競技会(アビリンピック福井大会)が行われ、本校の事務・サービス班と清掃班の生徒が参加しました。オフィスアシスタント部門に参加した事務・サービス班の生徒は、書類の仕分け、丁合、封入などの事務作業のスキルを、ビルクリーニング総合部門に参加した清掃班の生徒は、床面の除塵・拭き・ごみ処理及び机上清掃のスキルを競い合いました。 
作業学習や放課後の時間を使って、一生懸命に取り組んだ経験が自信になり、審査員や見学者の方が見る中、堂々とした姿で課題に向き合う姿が印象的でした。 
本校は、オフィスアシスタント部門で金賞、銅賞、努力賞を、ビルクリーニング総合部門で銀賞、努力賞をそれぞれ受賞しました。 
大会後には、「もう少し時間があれば全部の課題が終わったのに。悔しい。」「たくさんの人に見られてとても緊張したけれど、練習の成果を発揮できた。」などの感想があり、それぞれの生徒の頑張りがうかがえました。 
オフィスアシスタント部門の金賞受賞者は、10月に愛知県で行われるアビリンピック全国大会に出場することになっています。 

中学部3年生 事業所見学

6月17日(火)から19日(木)にかけて、福祉事業所における様々な活動の見学を通して、働くことや将来の職業・生活などに関心を持ち、今後の学習活動に意欲的に取り組むことをねらいとして、中学部3年生事業所見学が行われました。今年度は3つのグループに分かれて、それぞれ1か所の福祉事業所に訪問しました。職員の方から説明を受けた後、簡単な作業を体験したり、所内で仕事や活動をする様子を直接見学したりしました。見学に参加した生徒からは、「こんなお仕事があることを初めて知った。」、「楽しそうな活動があった。」など、学びを得られた貴重な時間となり、自分のキャリアに対する視点を広げることにつながりました。 
<今年度の見学先> 
1株式会社Kulia Feels(就労継続支援B型・就労移行支援) 
2社会福祉法人陽光会 あいの里・ゆめの里 (生活介護)
3足羽福祉会 スマイル(生活介護)