中学部保護者進路説明会

8月27日に中学部保護者進路説明会を行いました。前半では、本校がキャリア教育の推進を重点目標としてキャリア発達支援の取り組みを行っていること、そのためには、学校だけ、保護者だけでなく福祉や医療と連携し、みんなで力を合わせて支援していくことが大切なことなどを説明しました。また、マンダラチャートを使って、自分のお子さんのキャリアスキルを高めるために必要な力を演習形式で考えました。

後半では、「進路サロン」を行いました。進路サロンは、保護者の方が進路や日ごろの悩み等を気軽に語り合える場として、今年度初めて行った取り組みです。事後アンケートからは、「このような考え方もあるのかと、とても勉強になりました。」「他のお母さんの意見などを聞けたので勉強になりました。」「同じ悩みを持っている方もいらしてちょっと安心しました。」などの感想が寄せられ、保護者の方と教員が共に有意義な時間を過ごすことができました。

保護者進路学習会

 8月8日(金)、PTA教養委員会と進路支援部との共同開催で、保護者進路学習会を行いました。 
 前半はPTA主催の合同事業所説明会で、福授園、光道園、六条厚生会から職員の方々をお招きし、それぞれの事業所についてご説明いただきました。利用者の方がどのようなお仕事をされているのか、どのようなスケジュールで過ごされているか、個々の事業所がどのようなことを大切に考えておられるかなど、詳しくお話ししていただきました。参加された方からは、「子どもにとってはまだ早いかとは思ったが、事業所さんの話を早めに聞いておいてよかった。」「一つの施設だけでも、色々な展開をされており、個人に合ったところをきちんと知って選ばなければいけないなと感じた。」「それぞれの事業所の特色や連携した支援がされていることが分かりました。今後の参考として考えていきたい。」「子どもの障害に対して常にステップアップをはかれるところを見つけたいので、今後も見学をしたり情報収集をしたりして、段階に応じた施設が見つかるといいなと思いました。」などの感想が寄せられました。 
 後半は、進路支援部主催の保護者学習会を開きました。事前アンケートで希望のあった「障害者年金制度」や「成年後見制度」について、越前町相談支援センターさざんか主任相談支援専門員の渡邉智恵子様から御講義いただきました。難しい制度ではありますが、書類作成時のポイントや、今の段階でしておけることを教えていただくことができました。事後アンケートでは、「とてもためになるお話でした。色々自分でも調べて活動しないといけないと感じました。知っておくことの大切さを感じました。」「以前、障害者年金のお話を聞きましたが、改訂されたことや、忘れていたことがあり、より詳しく再度確認することができました。」「障害者年金について、手続きの大変さが分かりました。初めて参加しましたが、今後もこういった会に参加して知識を育てていきたいです。」というお声をいただきました。 
 御参加いただいた皆さん、ありがとうございました。今後も、卒業後の生活も見越した支援を一緒に考えていきましょう。 

高等部修学旅行

 7月9日(水)から11日(金)の3日間で、高等部3年生が修学旅行に出掛けました。 
 1日目は、東京スカイツリーでの活動でした。JR福井駅から北陸新幹線に乗り、上野駅で降車し、バスに乗って移動しました。スカイツリーでは、クラスごとに展望デッキでの眺望やすみだ水族館での観賞、東京ソラマチでの買物を楽しみました。展望デッキのガラス床からの眺めを見て、スカイツリーの高さを改めて実感していました。 

 2日目は、6つのグループに分かれ、ディズニーランドのアトラクションや昼食、買物などを満喫しました。気温が高く暑い日となりましたが、水分と休憩をしっかり取りながら、活動に取り組みました。行きたいアトラクションなどをグループの友達と相談しながら、皆が楽しめるように思いやりを持って活動しようとしていました。 
 
 3日目は、お台場で班別研修を行いました。事前学習で生徒達が相談しながら調べて決めた見学先を回ったり、昼食を取ったりしました。地図や時計を見ながら見通しを持って活動し、計画通りに目的地に集合することができました。帰りも北陸新幹線で上野駅から福井に戻りました。新幹線の中では楽しかった思い出を語り合う姿も見られました。 
 
 公共施設や公共交通機関の利用をはじめ、新たな発見や経験ができた貴重な3日間でした。修学旅行で仲間とともに得たたくさんの経験や思い出を胸に、残りの学校生活も充実したものになることを願っています。 

はっぴぃタイム(寄宿舎)

 今年度も自分が好きな余暇の過ごし方を見付けるという目的で、年に5回活動しています。各階のリーダーを中心に「はっぴぃタイム」でやりたいことを話し合い内容を決めています。 
 今年度の第1回(6月2日)は、新しい友達との親睦を深めるためにグラウンドでの散歩や寄宿舎のプレイルームでダンスを楽しみました。第2回(7月7日)は、トランプを楽しみました。最初はみんなで「誰が一番大きい数字」のゲームをして各グループで大いに盛り上がりました。残りの時間は「7ならべ」や「ババぬき」「神経衰弱」など好きなゲームのグループに分かれて楽しみました。みんな楽しそうでたくさん笑い声が上がっていました。
 今後も楽しい活動を考えていきたいと思います。
 

高等部作業学習 第23回アビリンピック福井大会

7月5日(土)に福井労働局と、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が主催する競技会(アビリンピック福井大会)が行われ、本校の事務・サービス班と清掃班の生徒が参加しました。オフィスアシスタント部門に参加した事務・サービス班の生徒は、書類の仕分け、丁合、封入などの事務作業のスキルを、ビルクリーニング総合部門に参加した清掃班の生徒は、床面の除塵・拭き・ごみ処理及び机上清掃のスキルを競い合いました。 
作業学習や放課後の時間を使って、一生懸命に取り組んだ経験が自信になり、審査員や見学者の方が見る中、堂々とした姿で課題に向き合う姿が印象的でした。 
本校は、オフィスアシスタント部門で金賞、銅賞、努力賞を、ビルクリーニング総合部門で銀賞、努力賞をそれぞれ受賞しました。 
大会後には、「もう少し時間があれば全部の課題が終わったのに。悔しい。」「たくさんの人に見られてとても緊張したけれど、練習の成果を発揮できた。」などの感想があり、それぞれの生徒の頑張りがうかがえました。 
オフィスアシスタント部門の金賞受賞者は、10月に愛知県で行われるアビリンピック全国大会に出場することになっています。